AGAの発症には、遺伝的要因のほか、

DHT（ジヒドロテストステロン） 

という男性ホルモンが関与していることがわかっています。

●DHTは、AGAの原因物質と考えられています。DHTは男性ホルモンの一種で、AGA（エージーエー）の他に、ニキビや　前立腺肥大症などの原因にもなっています1）。

●DHTは、男性ホルモンの代表格である「テストステロン」が、5α還元酵素（1型、2型）　という酵素によって変換された物質です。

●DHTは、髪の毛の成長（エージーエー）期を短くし、十分に成長しない毛（軟毛）を増やす　原因物質と考えられています。

1）Wolff K, et al. “Fitzpatrick’s Color Atlas and Synopsis of Clinical Dermatology 7th Edition” p761-763（2013）
提供：グラクソ・スミスクライン株式会社

DHTの存在により、髪の毛の成長期が短くなるため、髪が十分に育たないまま、細くて短いうちに抜けてしまい、結果、地肌が見えるようになります。

板見智：医学のあゆみ, 222, 895-896（2007）より改変
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